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国際結婚して、フランス在住約10年の女性(35歳)です。私の夫はフランス人で、田舎に住む義両親など夫側の家族は、文化価値観や生活習慣に関しては、かなり保守的な人たちです。

もちろん食生活も同様で、食事に招かれたりする際は「お腹の覚悟」が毎回必要になります。伝統的なフランス田舎料理は、とてもおいしいのですが、かなりこってりとハイカロリー・高脂肪です。

特にクリームやバター、チーズなどの乳製品をふんだんに使った料理は、少量食べただけでもお腹にずっしりとたまり、しばらくしてから胃もたれし、胸やけになります。

ここにアルコールや、こってりとした肉料理、とどめのように甘ったるいデザートが盛られるので、たまったものではありません。

フランス人は胃もたれしない?食事の時は注意が必要です

初めてフランスを訪れた際は、ついつい20代半ばの若さから、周囲の人々にすすめられるままに食べ、食後に立てなくなるほどの胃もたれです。膨張感・胃痛をおぼえたものでした。

そんな私を見て、義両親や夫は首をかしげたものです。「そんなになるまで食べ続けるなんて、馬鹿じゃないの?」だとか、「何でそこまで胃に不調が出るの?この料理が重いなんて、おかしいんじゃないの」と言う感じです。

確かに、野菜中心・和食中心で育ってきた私の消化機能は、彼らのスタンダードに参照すれば虚弱すぎるレベルでしょう。それでも私はこの家庭に溶け込まなければいけませんでしたから、努力をすることで克服を試みました。

まず、こういった義両親たちとの食事の前には、数日前から極力の粗食で胃腸をととのえておきます。当日の食事の際には、取り分けてもらう量をごくごく少なくしてもらいました。

ただ、全般的に少なくすると不審がられるので、肉や脂質の部分を少なく、野菜などの付け合わせは多めに、と言う風に調節します。

食後も胃もたれしないように胃をフォロー!胃腸薬も隠れて飲んでます

さらに、食事中は水を頻繁に飲み、ワインやシャンパン他のアルコールは遠慮しました。食後もコーヒーではなく、消化促進効果の高いハーブティーを所望していました。

これだけで、あとのもたれ方がずいぶん違ってきますが、日本から持参した「大正漢方胃腸薬」(顆粒タイプ)を、2日間にわたって食前・食間に積極的に飲みました。

夫他の家族に見つかると、「病気でもないのに何故そんな薬なんか飲むんだ」ととがめられるので、秘密裏に行わなければいけませんでしたが。

自分で工夫して胃もたれ・胸やけ・胃痛を防ぐ方法としては以上ですが、結婚して間もなかった頃はさらに、緊張感と過剰なストレスが、この症状を助長させていたのだと思います。

ストレスが減って胃もたれも減った!さらに、褒める作戦で胃に負担の少ない料理を用意してもらってます(笑

結婚して10年もたつ現在では、ようやく外国人嫁としても受け入れられ、言葉にもずいぶん慣れました。食事中・前後のストレス負荷が軽減した分、胃もたれの頻度も減ってきています。

方言に皮肉で応酬するくらいの機転はきくようになりましたし、何といっても料理に関して「あれがいい、ここは素晴らしい」と、作り手をほめる手管を覚えたのが効いてきています。

つまり、料理を作ってくれた相手に対し、自分好みの胃に優しい、軽いタイプの料理を集中攻撃でほめちぎり、「私はこういうのがすごく好きなのですよ~!」と印象付けておくのです。

すると相手は喜んでくれ、「●子が好きだって言うから、今回は別の野菜で作ってみたわ♪」と、似たような軽い系統のお料理を、次回以降も用意してくれるのです。何だか胃腸のために頭脳戦略を使っているようでおかしいのですが、確かに効果はあります。

フランス人の胃腸の強さには脱帽!違いを認めこれからも対策していきます

年齢を重ねるごとに、受け付けられる「食事の重さ」がどんどん狭まってきているように感じます。一方で、私よりもよっぽど年配なのに、重い料理を平気な顔で食べている、生粋フランス人の胃腸の強さには、やはり脱帽をするしかありません。

家庭の中ではマイノリティですので、皆のよい雰囲気を壊さないよう、これからもできるだけ目立たない方法で胃もたれ対策をしていくつもりでいます。